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zoom RSS 05-06シーズン総括 その5<特集>

<<   作成日時 : 2006/08/18 16:43   >>

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国内戦の総括を行う前に、再び中休み。今回は忘れちゃいけない、バルサを退団したラーション大先生の特集です!

FCバルセロナ 栄光の05-06シーズン その軌跡

◆特集:Garcias, LARSSON!!◆
ヘンリク・ラーション。スウェーデン出身。地元ヘルシンボリのクラブを経て、オランダ・エールディビジのフェイエノールトで頭角を現す。ここでの経験が、得点のみならずチャンスメイクにも長けたラーションの土台となった。
その後移籍したスコットランドのセルティックではストライカーとしてブレイク。
年間50ゴールでゴールデンシュー(=欧州得点王)の受賞と5度の国内得点王を獲得した脅威の得点力は伝説となっている。その得点の多くは抜群のポジショニングと嗅覚から生まれ、足によるシュートはもちろんのこと、178cmという身長を感じさせない空中戦の強さも兼ね備えていた。

2004年夏、キャリアの晩期となる32歳となったラーションは、念願のクラブ・バルセロナへと移籍を果たす。
「ゴールするために生まれてきた男」と惜しみない賛辞を送ったフランク・ライカールトに招聘されたのだ。もちろん、ヨハン・クライフも即座に賛成の意を表明したことは言うまでもない。

超一流でありながら、スコティッシュ・プレミアリーグというやや格が下がるリーグに7年間留まり続けたヘンリク・ラーション。セルティックのサポーターは、そんなラーションのこれまでの活躍に感謝し、温かく送り出した。バルサに移籍した後、チャンピオンズリーグでセルティックと対戦した時も、ブーイングどころか歓迎の拍手が起こったほどである。ラーションがいかにサポーターの心を掴む選手だったかが、このエピソードから容易に想像できるであろう。

上々の滑り出し


04-05シーズンを迎えるにあたって、バルサは大幅な戦力の刷新を行っていました。とりわけ前線に至っては、ロナルディーニョ以外は全員入れ替えた感がありました。クライファート・サビオラ・クアレスマが去り、ルイス・ガルシアはリヴァプールに引き抜かれ、セルヒオ・ガルシアもレバンテへ。そして我らがカピタン、闘将ルイス・エンリケ兄貴は涙の引退。といった具合です。
ここへ入ってきたのがジウリーであり、ラーションでした。当然、彼らにかかる期待は大きかったでしょう。(エトーはもっと後になって入団)

バルサへの移籍を果たしたラーションは、新たなチームメイトともすぐに打ち解けます。フェイエノールト時代の盟友、ジオがいたこともコミュニケーションを容易にしたに違いありません。そして迎えたプレシーズンマッチ。そう、日本ツアーです。鹿島アントラーズとの一戦では、圧倒的なポゼッションで5−0と粉砕。このときラーションも2ゴール決めています。まさにバルサが求めていたゴレアドール!と評価がはぐんぐん上がっていきました。
(ちなみにこの一戦、私も見に行きました! メッシーも来てました!)
続いてジュビロ磐田と行われた試合でも得意のカベッサが炸裂し、期待に違わぬ活躍を披露。まさに上々の滑り出しでした。


ライバル登場!


ツアーを上々の成績で終えたバルサは、最後に大きな補強をしました。そう、サミュエル・エトーです。マジョルカ在籍ながら、所有権の一部を保有していたレアル・マドリとの粘り強い交渉の末、ついにバルサへと迎え入れることに成功するのです。のちにマドリディスタが大失敗だったと嘆くことになる交渉でした。
約30億円もの移籍金で獲得したエトーと、すでに実績を挙げているラーション。チーム内競争や層に厚みを持たせると言う意味ではプラスなのですが、ライカールトはさぞ悩んだことでしょう。エトーを使わなければフロントが払った大金の意味が無い。かといって結果を出しているラーションを外す理由は無いからです。よって、ライカールトは04-05シーズンの開幕からしばらくは同時起用したり、前半と後半で入れ替えるというお茶を濁す的な采配をしていました。(ロナルディーニョがケガで開幕に間に合わなかったため)
ところが、ラーションは絶好の好機を何度か連続で外してしまう時期がありました。エトーも始めはなかなかゴールを決めれていませんでしたが、徐々にペースを上げてきていた時期にこれが重なってしまったのです。ここでパワーバランスに変化が生じてきたように私は思います。
そして、誰もが忘れることのできない、あの日がやってきてしまいました。


エル・クラシコ 〜勝利の裏に悪夢が…


2004年11月。このシーズン最初のクラシコがカンプ・ノウにて行われました。明確なチーム作りのプランと的確な補強、破綻の無い戦術理論によって快進撃を続けていたバルサに対し、ギャラクティコ路線から脱却できなかったマドリ。
その差が明確となり、試合は3−0でバルサが勝利します。
このとき、ラーションは負傷したジウリーに代わり3トップの右でスタメン出場していました。
が、突如ラーションの膝が悲鳴を上げます。靭帯断裂、全治6ヶ月の大怪我。今季絶望とも言われる負傷により、彼のバルサでのキャリアは大きく変わってしまいました。
正直、未だに悔やまれてなりません。「ここで怪我してなければ…!」と思わずにはいられないのです。


最強最高の切り札としての二年目


クラシコでのケガの直後、クラブ側はすぐに契約の内容を変更し、一年延長のオファーを出します。安心して治療に専念して欲しいという気遣いでした。彼もこれをありがたく受け、復帰に向けて必死の努力を続けたのです。
その結果、04-05シーズンの終盤に復帰。多くのバルセロニスタがこれを祝福しました。
しかし、彼を取り巻く状況は厳しいものに変わってしまっていました。

エトーはリーガで24ゴールを決めて優勝に大きな貢献をしており、スタメンの地位は揺るぎの無いものとなっていたのです。当然ながらラーションには多くのプレー時間はありません。それでも出場すればその動きの質の高さは素晴らしく、得点だって決める。何より相手チームに「エトーがいなくなってもベンチにはラーションがいる…」という絶望感を与えることができました。

ですから、私は勝手に「控えが多くても不満を言わない、ベテランらしい落ち着きががある選手」と思っていたのですが、やっぱりそうではなかったのです。
ある時、「出場機会が少なすぎる」というコメントがニュースサイトに掲載されて、私は目を疑いました。彼に限ってそんなことを言うはずがない、と最初はショックだったのですが…

年齢も34歳となり、プレーできる時間は残り少なくなっている。そんな焦りがあったって不思議ではありません。でも、出場すればエトーと同じか、それ以上の働きは絶対できる。そういう自負とハングリー精神を持っていたことが逆に嬉しくもなりました。
だからこそ、出場機会が得られて、なおかつ自分の子供にスウェーデン人としての意識を持たせるための環境がある母国のクラブへと移籍することを選んだのでしょう。


ラーションの真の力に驚愕


05-06シーズン限りでの退団を発表したラーション。この段階で試合数はかなり残っており、メディアは「この先の試合にモチベーションを保てるのか?」というようなことを書いていました。ライカールトは彼のプロ意識を信じて「問題ない」とコメントしていましたが、これがまさにその通りとなったのです。

エトーがアフリカ選手権のために約一ヶ月間バルサから離脱。デランテーロのファーストチョイスとなったのは当然ラーション。この時の活躍が凄まじいことといったら!
ほとんど毎試合でゴールを重ね、エトーの不在などどこ吹く風でバルサは快進撃。リーガの二連覇を一気に手繰り寄せてしまいました。あまりのすごさにライカールトもびびったのでしょう。エトー復帰後は、ジウリーからスタメンを奪ってしまいました。ジウリーもメッシーと争っていたはずなのに、ラーションが来たからさぞやびっくりしたでしょうね…

その後は軽い怪我で離脱したこともありましたが、カンプ・ノウでのクラシコではジウリーを抑えてスタメン出場と、退団が近づくにつれて悪くなるどころか調子を上げているようでした。全くもって素晴らしい選手です。


そして迎えた、感動のフィナーレ


バルサでの最後の公式戦、チャンピオンズリーグ決勝アーセナル戦。このときはスタメンはジウリーに譲ってベンチスタートでした。試合前には「たとえベンチにいてもチームを支える」と語っていました。試合の展開は先制点を奪われる苦しいもの。でも、このときの彼の気持ちはベンチから支えるなんて優しいものではありませんでした。自身のホームページで告白しています。

早く自分を出してくれ!といてもたってもいられなかった。
「バルサを救うために、俺がゴールを決めてやる!」って、ベンチでずっと考えていた。

どうですか、この気概!かっこよすぎですよね!
結果は皆さんご存知の通り、ゴールではありませんでしたが、同点と逆転に絡む2アシストという大活躍。。
同点のアシストは、ほんの少し軌道を変えるだけの、優しくて美しくて、でも超高度なダイレクトプレー。
逆転のアシストは、ベレッティのパスがそれたところを執念で残し、相手ディフェンサの間を縫うような見事なリターンパス。
得点者のエトーとベレッティはもちろんですが、ラーションも並んで伝説となったのです。


有終の美を飾ったラーション。バルサが優勝したことでセルティックが翌シーズンのチャンピオンズリーグ本戦から出場可能となり、古巣にまで貢献することができました。偶然とはいえ、こういういいエピソードまでついてきてしまうのがラーションならでは。
最後のクラブとなるであろう、ヘルシンボリでの活躍を願うばかりです。
¡VAMOS! ¡LARSSON!

本当にありがとう、ラーション!
そしてここまで読んでくださった方も、ありがとうございました!

(追記)
9月10日位から二週間、仕事でスウェーデンに行くことになりました(^^;
もし日程が合えば、ラーションの雄姿を拝みたいと思います!
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Blaugrana al vent un crit valent tenim un nom el sap tothom: BARÇA, BARÇA, BAAARÇA!

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